チョウチョウウオの長期混泳飼育をめざして

2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

白点病を克服する3


DSC03473.jpg



地球上の生物は地球の自転で生体のリズムを刻んでいます。
どのようなリズムを刻むかは様々ですが、
自転周期24時間の中に「活動」の時間帯がある生物は
生命維持のために、どこかに「睡眠」の時間帯があります。

チョウチョの場合、冬眠しないので、
24時間周期の中で必ず「活動」し、必ず「睡眠」をとります。

この周期が、地球の自転周期によって刻まれる24時間の生体リズム、
「生体周期」です。

白点病を克服するのに「生体周期ごとに換水を行うこと」が重要だ
という話をしました。

白点虫がチョウチョの表皮に到達するのは、実は結構大変なことです。

チョウチョは自己防衛のための防御システムを持っています。
防御システムが機能している表皮は体表粘膜に覆われていて、
白点虫は容易に寄生出来ません。

チョウチョにくっついた白点虫全てが寄生できるわけではないのです。

やっとの思いで体表までたどり着いて表皮に寄生出来たとしても、
一息つく暇もありません。

なぜって?

白点虫はチョウチョの養分を吸収して、
あっという間に成熟してしまうのですから・・・

成熟すると今度は子孫を残すため、シストとして休眠状態になってしまいます。
休眠状態になる前にチョウチョの表皮から離脱しなければ、
子虫を放出できなくなってしまいます。

ここでも、体表粘膜が大きな障害です。
つまり、白点虫にとって、2回も防御システムを破らないといけないのです。



DSC03474.jpg



ところが防御システムも完璧ではありません。
「生体周期」によって、24時間ごとにリセットがかかります。
「睡眠」から「活動」へ切換えることに生体エネルギーが費やされるので、
体表粘膜の状態がもっとも弱くなるときです。

防衛システムを突破する白点虫は、この時が一番多いのです。
そして、飼育者にとって押さえておかなければならないことは
離脱する白点虫(子虫を増殖させて放出するためにシスト化する白点虫)が
もっとも多い時だということです。



・・・ふう。3部作では終わりそうもないですな。
一息入れましょ。

にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ
スポンサーサイト

| 白点病 | 01:39 | comments:6 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

白点病を克服する2


DSC03466.jpg



例えばチョウチョの飼育水槽で白点虫の発生を見つけた時、
どうしたら良いのでしょうか。

多くの方が何らかの手段で、白点虫を殺そうと考えると思います。

でも、待ってください。

白点虫を殺すためには、白点虫が死んでしまうような環境を
飼育水槽の中に作らなければなりません。

水質に気を遣い、今まで大切にしてきた愛しいチョウチョ達を
白点虫のような原生動物すら死んでしまうような水槽で
飼育するなんて・・・

どう考えても健全に生きられる気がしません。
これは、たいへんなリスクを伴います。

けれども、水槽という閉鎖環境においては、多くの場合
何もしなければ白点虫は確実に増え続け、
いずれチョウチョ達はあり得ない数の白点虫の寄生によって、
代謝異常を引き起こし、力尽きてしまう・・・

私は海水魚飼育を続けてきた25年間に
いろいろな方法を試みてきました。

リスクを承知で、銅や低比重法を試みた時期もありましたが
チョウチョ達の負担は、やはり大きいです。

けれどもそういった経験を重ねていく中で
白点虫というのは必ずしも殺す必要のないことがわかってきました。


DSC03465.jpg



もっとも大切なのは、
累代寄生させないように白点虫をコントロールすることです。

そして、そのためのベースとなる手法が
「生体周期ごとに換水を行うこと」

ただ、水換えすればいいということではありませんよ。
これについては、今後の更新でじっくりと触れていこうと思います。


にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ

| 白点病 | 03:53 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

白点病を克服する


DSC03195.jpg



チョウチョウウオの飼育を続けるうえで避けて通れないのが、
白点病だと思います。

白点病については、病状から原因となる原虫の解説、それに治療法・・・
実に多くの飼育書が解説しています。

でも、白点病に悩まされている人達にとって、
ほんとうに必要な情報は何なのでしょうか?


「白点病で大事なチョウチョを☆にしない為にはどうするか」


当然ですよね。


必要な情報はこれにつきると思います。

では、飼育中の大切なチョウチョが白点になったとして、
いくつかの飼育書なるものを見てみましょう・・・

「白点病の病原虫は繊毛虫であるクリプトカリオン・イリタンス
という原生動物の一種が魚の体やヒレなどに寄生し・・・」
「やがて休眠状態のシストとなり、内部で分裂し増殖・・・」

ふんふん、なるほど・・・ん??

確かに病原虫の正しい知識は必要とは思います。


でも・・・

原虫の名前がクリプトなんとかだとはわかったけど、
分裂して増殖することもわかったけど、
大切なチョウチョはどうやって助ければいいの??

あ、ありました!後ろの方に「治療法」って項目が。
なんだ、最初に書いてあればいいのに。

「白点虫を退治するには・・・」

ふんふん、なるほど。
よし、これで大切なチョウチョは元気になるんだ!!



「今日で治療はじめて1週間。少しは元気になったかな。
白点虫のライフサイクルとやらに合わせて、きちんと投薬したし、
温度も比重も白点虫退治に適切な値に合わせたし・・・」


「・・・」


「なんで・・・なんで☆になってるんだよ・・・」


どうです。


こんな経験、ありませんか??


たぶん、適切と思われる方法によって、
多くの白点虫は退治できていると思います。

けれど一生懸命白点虫を退治することに夢中で
疲れ切ったチョウチョのケアを忘れていませんでしたか?


DSC03455.jpg



このブログではチョウチョの健康対策について
多くを語っていきたいと思います。

やはり最初は白点病から克服していきましょう。

海水魚の飼育をはじめて25年。
まだまだ確立出来ないことがたくさんありますが、
わかってきたこともたくさんあります。

それらを出来るだけ公開して、
観賞魚ルートにのってしまったチョウチョ達が
少しでも長く飼育されるようになればいいけどなぁ。。

にほんブログ村 観賞魚ブログ 海水魚へ

| 白点病 | 18:21 | comments:5 | trackbacks:0 | TOP↑

2007年10月 | ARCHIVE-SELECT | 2007年12月

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。