チョウチョウウオの長期混泳飼育をめざして

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鱗剥離症候群(UPB)

上手く混泳出来ているタンクでもメンバーを増やしたり、
長期飼育に伴って個体が大きくなるなど
タンク内における活動パターンが変化して
パワーバランスが崩れることはよくあることです。

ちょっとした小競り合いなら、
ヒレを立てお互いを威嚇する程度ですが、
激しく突付くことになれば体表面のウロコが取れてしまう場合もあります。

その時に取れるウロコの数は全体から見ると僅かです。
多くの場合は脱落した部位のウロコが再生するまで周辺粘膜が保護しますから
これが原因でチョウチョが★になることは殆どありません。

もちろん、強い個体が弱い個体を
ボロボロになるまで一方的に攻撃しているのを
飼育者が「様子見」と称して放置すれば★になることはあるでしょう。

けれども、そういった個体間の争いが無いにも関わらず、
飼育魚のウロコが、ある時突然パラパラと広範囲に剥離し始め、
やがて★になってしまうという病気があります。

チョウチョウウオをはじめ多くの魚は

一度に広範囲かつ大量のウロコが剥離してしまうと

周辺粘膜が体表を保護しきれなくなり、

感染症や浸透圧異常などを引き起こしてしまいます。


こうなると多くの場合は助かりません。



鱗剥離症候群(UPB)によるウロコの剥離例。




中央部のウロコが広範囲に失われています。
ヒレの付け根から下方にかけては
大量のウロコが一気に崩れ落ち始めている様子がみられます。



上記個体における
「正常な部位」 をアップで撮影。





同様に
「発症しているがウロコの剥離していない部位」 をアップで撮影。



正常な部位はウロコが規則正しく並んでいますが、
発症部位は、剥離していなくても
すでにウロコの規則性が失われています。


この病気は発生数こそ多くないものの、
 
「鱗パラパラ病」
として
 
古くからアクアリストの間で恐れられてきました。



今のところ発症原因はわかっておらず、
確実と言える治療法もありませんが、
合成抗菌剤であるサルファ剤の投与による有効性は確認しています。


昨年、関西の女性アクアリストが
ウロコの剥離した体表の感染を抗菌剤で最小限に抑え、
完治させることに成功していますが、
ウロコの剥離症状が早く進行する場合は手の打ちようがありません。

早期の発見・対処が何よりも大切です。。

| 病気 | 16:40 | comments:7 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんばんわ!!
鱗パラパラ本当に怖いです(><)
人間でいうところの全身大火傷みたいなダメージですかね??
でもお陰さまでラブちゃんは元気です。

人間様より歴史が深い魚の世界。
しかも閉鎖環境での飼育となれば
まだまだ未知な病気が発症してしまうのも頷けますね。

画像。リアルですがしかと目に焼き付けました。

| azu | 2010/06/08 22:08 | URL | ≫ EDIT

抗菌薬が有効と言う事は、細菌感染で鱗が剥がれるのですか?
それとも剥がれた部位にグラム陽性菌とかの常在菌が感染を起こす結果、剥がれるのかな?
なんにしてもヤな病気ですね。。
生き物の世界ですから、認知されてない病気、寄生虫が色々居るんでしょうね~v-388

| ぴー父 | 2010/06/08 23:48 | URL | ≫ EDIT

■azuさん

>人間でいうところの全身大火傷みたいなダメージですかね??

おおっ!ウマイこと言いますなぁ。
鱗の剥離する面積が生死を分けるところなんかも
人間が火傷の面積で生死を分けるのに似ていますね。

魚にしても人間にしても
体表面を正常に保つことは大切なのだと思います。

>でもお陰さまでラブちゃんは元気です。

完治はなかなか難しいのですよ。
あの時はさすがだと思いました(^^


■ぴー父さん

>抗菌薬が有効と言う事は、細菌感染で鱗が剥がれるのですか?

らんちゅうに発生する「穴あき病」ってありますよね。

あれに近い感じもするので
細菌感染の可能性はあると思います。

混泳している魚達に次々と症状が現れる状況にはならないので、
もし細菌だとしても、それだけで発病する事はほとんど無く、
魚の体調が落ちているときに悪さをする常在菌っぽいですね。

| かっしぃ。 | 2010/06/09 17:05 | URL | ≫ EDIT

目診を大きく分けて
・白い病変
・赤い病変
とすると、白い病変は致死率が低く、赤い病変は致死率が高いと思います。
鱗が剥がれるだけなら白い病変なので様子見ですが、わずかにでも赤い病変に進行した場合は致死率・感染力・ともに悪質だと判断してすぐに隔離してます。
ただ、赤い病変の致死率は90%以上だと思います。
白い病変には白点も含まれますが、致死率1%くらいでしょう。

| トワ | 2010/06/13 00:01 | URL | ≫ EDIT

■トワさん

UPBの場合は様子見してしまうと手遅れになりますから、
早期の段階で対応する方が間違いないようです。

いずれにしても細菌感染症のたぐいはやっかいですね。

| かっしぃ。 | 2010/06/13 21:40 | URL | ≫ EDIT

かっしぃさん、こんばんは!

先日のMACTEでご挨拶をさせていただきましたやっちぃです。
パソコントラブルで御礼のコメをするのが遅くなってしまいまして申し訳ありません。

この前は早々に引き揚げてしまったのですが、皆さんのブログを見ているとホントに盛り上がったみたいですね。
次回はぜひもっとゆっくりとお話をさせていただければ、と思います(図々しいことを申しましてすみません)。

引き続きよろしくお願いいたします。

| やっちぃ | 2010/07/05 23:29 | URL | ≫ EDIT

■やっちぃさん

わざわざブログにまで遊びに来ていただいて
ありがとうございます<(_ _)>

このブログもいいかげん更新しないといけませんね(汗)
・・・頑張ろうっと( ̄ー ̄)ゞ

先日はお会いできて私も嬉しかったです。
今度はもっともっと色々なお話しをしましょうね!

勝手ながらリンクさせていただきますので
これからもよろしくお願いいたします(^^



| かっしぃ。 | 2010/07/06 22:41 | URL | ≫ EDIT















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